入庫された車両は、言わずと知れたALPINAです。
足廻り交換と同時の、4輪アライメント調整のご依頼となります。
直進安定性が悪い、タイヤの偏磨耗(片減り)するといった症状は、ショックや足廻りのブッシュ交換、大口径アルミへのインチアップにより生じたタイヤ取り付け位置の歪みが原因で起こります。
大口径アルミで扁平タイヤを履いている車両、その中でも特にハイパワーな車では、足廻り交換によるタイヤ位置の歪みの影響が出やすいんです。
そのため、大口径アルミで扁平タイヤを履いている車両の足廻りを交換する場合は、同時に4輪アライメント調整を行っておくことをお勧めします。(ハイパワーなお車なら特に)
つたえファクトリーでは、BMW正規ディーラーでも使用されているアライメントテスター(KDS2)を導入しており、様々な要因で生じたタイヤ取り付け位置を正常な基本位置へと調整することができます。
アライメントテスター(KDS2)は、8個の赤外線センサーで現在のタイヤの取り付け位置を正確に測定、その値を元に基本位置へと調整・補正することでBMW本来のハンドリングや直進安定性を甦らせます。
アライメントテスターの端末はこんな感じで、端末画面上に作業手順等が表示されます。
リフトに車を乗せ、4輪に計測機材をこんな風に取り付けます。
んー、何だか大リーグボール養成ギブスみたいな・・・感じですねw(例えが古すぎですね;)
取り付ける際には、アーム上部にある水平メモリを見てセットします。
赤外線センサーで計測するにしても、計測位置がずれちゃってたら元も子も無いですからね。
計測をはじめるとモニターはこんな画面に変わり、4輪の取り付け位置を数値でリアルタイムに表示します。
この数値を見ながら4輪全てを基本位置へと調整していくのですが、この調整は当然人手になります。
こんな感じで車両下にもぐって、レンチ片手に足廻りの微調整をするんですね。
メカニックの石井氏は淡々と作業していましたが、ブログネタだー!!とばかりに後ろで”カシャカシャ”撮影してホント申し訳ありませんw
申し訳ついでで、もう少し離れた角度からその様子を見てみます。
1つ疑問に思ったのが、タイヤの取り付け位置を基本位置に合わせる・・・そのため車両下にもぐって足廻りをキコキコ・・・と、そこまでは当然理解できたのですが、
あれ?どうやって基本位置を知るんだろ????
4輪の取り付け位置がリアルタイムにモニターされてるとは言え、作業する人は車両下でキコキコしてるんですよね?
んーなんかこう、テレパシー的な何か?をアライメントテスターのKDS2が発するのか?
はたまた、メカニックの石井氏は第6感を越えたセブンセンシスに目覚めているのか???(冗談です)
作業をじーっと見てると、その答えが分かりました!!
上の写真の奥にアライメントテスターの端末があるんですが、最初の写真を見てお分かりのように端末の上にモニターが乗ってますよね。
このモニターに計測値がリアルタイムに表示されてるってのも紹介しました。
そして最後のこの写真・・・ヒント: 石井氏の写真の姿勢とアライメント計測端末の位置。
そう、その答えは・・・普通にしゃがんでモニターを覗きこんでたという・・・・
ちょうどこんな感じでした。(ちなみに挿絵は自作です)
”キコキコ”と調整するたび、モニターを”じ~・・・”と目視でチェックしてました。
この調整は地道で時間がかかる作業になるため、4輪アライメントはお車をお預かりしての作業となります。
インチアップや足廻り交換後の直進安定性やタイヤの偏磨耗(片減り)でお悩みの方は、是非一度、つたえファクトリーにご相談下さい!!
タイヤの取り付け位置に歪みが生じていることが原因であれば、4輪アライメントで問題解決できますよ!!